
歩道のゴミを拾いながら、
いつもの川をのぞきました。
今日も、かもたちは気持ちよさそうに泳いでいます。
水面に揺れる姿を見ていると、こちらの気持ちまで穏やかになります。
けれど――
少し視線を先に移すと、
そこにはゴミ袋がいくつも放置されていました。
誰かが川に投げ入れたものです。

川辺にもたくさんあります。

釣り上げる楽しさの裏で
私は、釣り竿を使ってゴミ袋を引き上げています。
木の枝の向こう、手の届かない場所にある袋を
フックに引っかけて持ち上げる。
正直に言うと、
うまく引き上げられた瞬間は少し楽しい。
難易度の高い場所ほど、
成功したときの達成感はあります。
でも、本当は――
そんな達成感は必要ないはずです。

川は、ゴミ箱ではない
かもたちにとって、ここは住処です。
水の上で羽を休め、
仲間と並んで泳ぎ、
安心して過ごす場所。
そこに人間の都合で投げ込まれたゴミ袋。
「誰かが片付けてくれるだろう」
その気持ちが積み重なった結果が、
いま目の前にある光景です。
川は、
人間のゴミ箱ではありません。
なくてもいい活動
私はこれからも釣り上げます。
でも本当は、
釣り上げるゴミがなくなることが一番です。
かもたちだけがいる川。
水面がきれいに揺れているだけの景色。
そんな当たり前の風景が、
ずっと続いてほしい。
小さな活動ですが、
今日も「幸運の運拾い」を続けます。